見直したい米飯効果

「大」の方の排泄物を意味する感じに、糞と屎があります。糞は「米が異なる」です。屎の「尸(しかばね)」は人の体で、この漢字は人が米を食べて排泄する形を表しているのです。2つの漢字を見てもわかるように、米が食生活の中心だった日本人にとって、排泄物は「米が変化したもの」だったのです。

それが、戦後は食生活の欧米化によって米の摂取が減り、同時に排泄物の量も減って、これに反比例する形で大腸がんが急増してきました。

大腸がんの増加は高脂肪、高たんぱく、低炭水化物食が原因と考えられています。また、食事の中での繊維成分の低下による量の減少が、大腸がんの一因となる便秘に影響を与えています。それにつれて大腸の常在細菌業の質が変わって嫌気性菌が増加、さらに高脂肪食のために高濃度の胆汁酸が多量に生じ、分泌される結果、発がん物質が出来ると推測されています。

あつあつのご飯をかみしめたときに、ジュワッと口に広がるほのかな甘み。日本人に生まれてよかった!と思う瞬間ですが、ご飯はおいしいだけではありません。

細菌のある報告では、米飯が大腸がんや痔の原因ともなる便秘に良好な影響を与える食品として、挙げられています。米飯は日本人にとって主食として摂取量が多く、炭水化物や食物繊維の供給源となっているからで、最近ではご飯が糖尿病などの成人病を予防する健康食として、またダイエット食として注目されています。

米を中心とした和食は大腸がんの予防にも効果があり、米は健康食のナンバーワンと言えます。


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