「お父さんの後は臭いっ!」と息子(8歳)が言えば「おじいちゃんのトイレの後は、それ以上!」と娘(12歳)が続き、いつも母親にしかられています。
うんこは臭いものと相場が決まっています。そして、子どもたちの言う通り、年を取るにつれ、そのニオイは段々とキツクなっていきます。
老化するということは、すべての生理機能が衰えることですが、腸内フローラのバランスにも影響し、ビフィズス菌が減少すると同時にウエルシュ菌などの「悪玉腸内細菌」が増加し、うんこが臭くなるのです。
うんこからの悪臭はもちろん、老人に限ったことではありません。この悪玉細菌はたんぱく質や脂肪の多い食事、ストレス、暴飲暴食などによって増加します。
また、人によりうんこのニオイは違いますが、その人のニオイは大体同じです。他人が使った直後にトイレに入ると、自分のと違うニオイがすることに気がつきます。これは、ニオイの原因を作る腸内細菌叢が、人によって違うからです。
「ニオイは元から絶たなきゃダメ」というCMがありました。うんこのニオイの元はトイレではなく、自分のからだの中にあるのですからストレスがたまりやすく、働きすぎで、宴会の多いお父さんは要注意です。