内視鏡検査(大腸・胃)について
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)とは
大腸の粘膜を直接観察できる検査で、肛門から内視鏡を挿入して一番奥の盲腸まで進ませ、後退させながら一番手前の直腸までをくまなくチェックしていきます。病変があった場合には内視鏡ですぐに組織の採取を行えますし、前がん病変であるポリープの切除も可能であり、確定診断にもつながります。
痛くない・苦しくない当院の内視鏡検査
当院は、患者さまにご満足していただけるように、「目配り・気配り、思いやり」を大切にしており、大腸カメラでも不快感や苦痛がないよう徹底的に配慮しています。短時間で精度の高い検査が可能な最新の内視鏡システムを用い、経験豊富な専門医が丁寧に検査することで楽に受けられる検査を実現しています。
スコープが柔らかくしなやかで、高い技術力を持つ専門医の繊細な手技を忠実に伝えられるため、苦しくない検査が可能です。
大腸カメラでわかる病気
◦ 早期・進行大腸がん
◦ 大腸がんの前がん病変であるポリープ
◦ さまざまな腸炎など
組織採取ができるため、大腸疾患の確定診断が可能です。同時にポリープの切除を行うことで、大腸がん予防としても有効です。
また以下のような症状のある方にも大腸カメラは有効です。
- 腹痛がある
- お腹にしこりがある
- よくお腹が張る
- 急に体重が減ってきた
- 便に血や粘液が混じることがある
- 下痢や便秘になりやすい
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便が細くなってきた
- 排便の回数が増えてきた
- 残便感ですっきりしない
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)とは
胃カメラ検査とは口または鼻から内視鏡を挿入し、食道から胃、十二指腸までの粘膜を観察し、必要に応じて組織を一部採取し病理検査を行います。この検査によって炎症や出血、ポリープや悪性腫瘍の有無や病気の程度を診断することができます。検査時間の目安は5~10分程度です。以前は胃カメラは苦しい検査というイメージがありましたが、内視鏡の進化と鎮静を行うことで、より楽にできる検査になってきています。当院では患者様に苦痛なく胃カメラを受けていただくために、鼻からできる胃カメラ(経鼻内視鏡検査)もございます。
すべての皆さんに毎年の胃カメラ検査が必要ではありませんが、ピロリ菌感染や除菌歴のある方や胃癌の既往のある方は、胃癌のリスクが高く特に毎年胃カメラの検査が必要です。胃カメラが辛いと感じることで、検査を受けられず癌の早期発見のチャンスを逃すことがあってはなりません。当院ではそのようなことのないように患者さんの苦痛が少しでも少なくなるよう配慮して検査を行っています。
胃カメラは今やさまざまな病院で受けられる非常にメジャーな検査で、比較的安全に行えることのできる検査ではありますが、患者様のお体に負担が全くのゼロではありません。検査の前には医師より丁寧に検査の説明をさせていただき同意を頂き、ご納得頂いた上で検査を行います。お腹の症状や内視鏡検査に関してわからないことがあればお気軽にご相談ください。