痔ろう・肛門周囲膿瘍の可能性があります。
ともに直腸、肛門部の感染症です。直腸、肛門周囲にうみがたまった段階を肛門周囲膿瘍といい、たまったうみが排出され、結果として直腸、肛門と交通のある難治性の管ができてしまうと痔瘻といいます。
肛門周囲膿瘍になってうみがたまると、39℃からひどい時は40℃以上の発熱となります。うみがたまった部分が腫脹(しゅちょう)し、皮膚表面が発赤する場合もあります。また、夜も寝ていられないほどの激しい痛みが生じます。 肛門周囲膿瘍では一刻も早く医師を受診し、切開排膿を受けることです。がまんしていたり、市販の鎮痛薬などでごまかしていてはいけません。うみを広げ、病気を進展させ複雑にしてしまいます。